大事なものを全部君にあげよう

ろっきーはわたしを泣かすために曲を書いているんじゃないかと思う。

今日はバイト終わってから結局家でだらだらしてしまって
夕方早めに出かけたけど欲しいコートは見つからず、
一人でめんどくさくなってライブに行く。

もう、1曲目の「カラスの色は」で充分だった。
すぐに涙が出た。
動けなかった。

今のわたしには、ろっきーの詩の世界がぴったり。
まじめなラブソングの似合う心境。
そして、自分と重ねて、泣いてしまうのだ。

かなわないとわかってる片想いのほうがよっぽど楽だよね。
だってさ、きっと心のどこかで、諦めてるんだもん。
期待なんてしてないんだよ。

期待すればするほど、辛いだけだよね。
運命の相手とは、あっさりうまくいくんだよ。

悪いほうに考えたくないけど
考えてしまうんだ。

わたしには写真があるなんて強がりはもう
あんまり言いたくないのだけど。

だめじゃないよ。
いやじゃないよ。

絶対大丈夫。
きっとそう。

泣かないで。

ひとりじゃないよ。