フェイクファー

仕事中ずーーーっと首が痛かった。
首から肩にかけて。
眼精疲労に違いない。どうしたらよいものか。
わたしの目は、どんどん写真家にふさわしくなくなってゆく。

仕事の後速攻会社を出て、なんと20分後に下北に着くという神業!
いやー、やればできるのね。
しかし待ち合わせは30分だったので、早く着きすぎたわけですが(苦笑)

1週間ぶりになおたんに会って(なんだかすごく久しぶりな気がした)
mois cafeへ。
わたしはカレーを食べた。

おしゃべり・・・今思い返すと、自分ばっかり喋ってた気がする。
しかも、でれでれと。
しかも、きれいごとばかりを。
でも、嘘じゃなく、本当のことを。

わたしは、誰も入ってこない水の底で空を見てるのだ。
まだ外の世界には行けず、地面に足をつけて歩けない。
ふわふわ、水の中を漂っていて
太陽の光の温度も、嵐も、知ることもなく、
ひとり、それを眺めている。
わたしの話はすべて想像や理想でしかなく
外の世界のみんなには、わかってもらえない。
それが切なく、水の外に出たいと、願うのだけど
一人ではどうすることもできず
わたしを水の外に出してくれる人もいなくて
水面近くまで行ったけど結局また底に沈んだり

水の外に出たら、
わたしはどんな写真を撮るんだろう。
今と同じかなぁ、違うのかな。
今と同じことを言えるかな。

変わらずにいたいような、変わりたいような。
でも、もし外に出ても今と同じだったら
今みたいなむなしさはなく、堂々と、話せるんだろう。

結局、コンプレックスなのだ。
まあ、しょうがない話。
ぐだぐだ言っても。

幸せなのか、切ないのか
答えはどっちもで、だから写真を撮るのかな。
わかんない。

写真があってよかったけど、あるから切ないような
そんなこともあって
結局は、自分の考え方ひとつなんだけど。

大切にしたくてできなかったものを今更欲しがってもしょうがないので
今大切にしたいものを、精一杯大切にしようと思う。

つながっていたいなぁ、というひとには、
本当にやさしくなれる気がした。
相手がどうであれ、わたしは、愛していたいのです。

何故こうなのか、わからないけど。
きれいごとなのは、わかっているけど。
でも、強くなりたいと思う。弱いけど。
その切なさに耐えうるくらいに。

熊本ではもう、半袖着てるらしいよ。
風邪引かないでね