なんかね、携帯のメール見てたら
自分が送ってないメールの中に
ぽつりぽつりと、感情を吐き出しているのがあって
もうあれは、あのひと以外の誰のための言葉でもないんだけどね
なんか、ひさしぶりに、ぎゅーっときて、
ああ、これかぁって、思ったんだ。
もう、二度と、てのは無理かもしれないけど
ちゃんと、終わりにするっていうかね。
なんとなくしか見えてなかったけど
わたしは誰を想って、写真と言葉を綴ればいいのか
わかった気がした。
月曜日、あのひとにそっくりなひとを見て
目が離せなかった。
そんな自分とはもう、お別れしないと、前には進めないので
重い荷物は、置いていかないと、新しいものを手に入れられないから
さようなら、
そうだ、展示会の最終日は、あのひとの誕生日だ。
いくつになるんだろう、28?
溶けてしまいそうだった恋の記憶を、
捨てることはない。
作品にすればいい話。
そんで、自画自賛して、泣いて、あのひとを想って
それを最後にして、前に進むのだ。
痛いくらいの気持ちを、あのひとにあげよう。