読書

朝、弁当を詰めて、ほんの少し朝ごはんを食べて、慌てて準備して渋谷へ。
朝っぱらから用事。
通勤時間帯でつらい。
働いてたときは10時出勤だったので、もうすこし楽だったのだ。

用事はあっという間に終わり、困ってしまった。
終わったら伊勢丹に行こうと思っていたのだけれど、
オープンは10時半。

1時間近くあるのでとりあえずコーヒーでも飲もうかと新宿へ移動したものの
どこに入ろうか迷ってしまって、結局どこにも入りきれず。

伊勢丹に向かってみると、オープン前なのに人が待っている。
平日なのにすごいな、と驚きつつ、
自分はこんなとこで待てない、と引き返して紀伊国屋書店へ。

ムック本をひととおりチェックして、店内をウロウロ。
主婦雑誌とか料理本に目をやると、土井善晴先生の本「一汁一菜でよいという提案」が。
「暮しの手帖」で特集を知ってから、ずっと気になっている本だ。

買えよ、と思いつつ、もともと活字を読む習慣がないので立ち読み。
なかなか字が小さくて、購入は見送り。
なんとなくの内容はわかっているけれど、そのうち買う気がする。

横にあった「おかずのクッキング」の味噌汁特集も見てみた。
アスパラとベーコンとか、オリーブオイルをたらすとか、驚きのレシピばかり。
どれも具沢山でおいしそうで、試してみたくなる。

味噌を変えたせいか、味噌汁がぐんと美味しくなってからは
味噌汁を手作りするようになったが(その前はめんどくさがっていた)
具はいつも冷凍してある残り野菜とかきのことか、簡単なものばかり。
こういうのもいいな、と思ったものの、こちらも購入は見送る。

一汁一菜、とてもよいなと思いつつ、それだと夫が満足しないだろうなと思う。
物足りなくて、お菓子とか食べ始めるだろう。
それがいやなので、きっとわたしはおかずを作り続けると思う。
もちろん、自分も一汁一菜では物足りない可能性が高すぎるのだが。

伊勢丹がオープンしたので入ったものの、普段行かないので
エスカレーターの場所がわからない。
適当に歩いて行ったら見つかったが、目的の階に行くと人だかりが。

まじか。
あのオープン待ちの人たちは、どうやらわたしと同じ目的だったらしい。
オープンから5分も経っていないのに、欲しかったものはもうなくなっていた。

欲しかったのは、工房十鶴という沖縄のやちむん(器)。
コーヒー豆柄のカップが可愛いので、あったら買おうと思っていたのだ。

この柄のカップやお皿を持っている人はほんの数人。
今日からのこのイベント、2週間続くらしいが器はほとんどなくなっていた。

随時追加されるのかもしれないけれど、毎日チェックしに行くのも無理がある。
人気商品でなかなか手に入らないようなので、他の人も必死だろうし。

諦めて、デパ地下で夫の好きなフィナンシェを購入。
バレンタインの時期は、チョコ味が出てたことを思い出したのだった。
思いの外高かったので、4つ購入。

再び紀伊国屋書店をうろついていると、気になっていた本を発見。
こだまさんの「夫のちんぽが入らない」。

なんともすごいタイトルだが、読んでみたかったのだ。
どうやら、発売早々重版になったらしい。

表紙を裏返してレジに出し、サクッとお金を払って次の目的地に向かった。

今日も今日とてかき氷。
寒いんだしいい加減やめればいいのにと思うが、おいしいのだ。
太ってきたなとか、痩せなくてはと思いながらもやめられない。
わたしは何かにのめり込みたいだけかもしれない。軽い病気である。

平日だから空いているだろうと思っていたのに、なんと行列ができていた。
待ちたくないので、近くをふらふらと歩いてみる。
コーヒーでも飲もうかとお店を探すものの、よさそうなお店が見つからない。

しばらくして再びかき氷屋を覗くと、行列は長くなっていた。
こりゃ無理だわ、と思ったものの、わざわざ来たのに帰るのも…と思い
軽めのランチを食べることにする。

そこまで高くなくて、軽めで、コーヒーも飲めそうなカフェへ。
今日のランチ、750円。サンドイッチとコーヒーなど。

料理が来るまでの間と食べ終わってから、早速本を読み始めた。
お、面白い。
文章も面白いのだけれど、旦那さんとの馴れ初めがなんだか素敵だ。

1時間くらい経ったところで、再びかき氷店へ。
待っている人がかなり少なくなっていたので、そのまま並ぶ。
すこし待ってかき氷、今日も美味。

本当は行こうか迷っていたお店がもうひとつあったんだけど、
伊勢丹、かき氷店と2連続でついてないなと感じたので今日はやめる。
だいたい、食べ過ぎだ。

買い出しをして帰るつもりだったので、前の最寄り駅で降りる。
本の続きが読みたくて、カフェへ。
最近はケチりまくってコーヒー飲みたくなっても家に帰ってたんだけど
帰ったら寝てしまうかもと思ったので。

結局カフェオレLサイズで、読み終わるまでいた。
読み始めの頃に思っていたような、「なんだか素敵」なんて言葉でまとめられるような
そんな本じゃなかった。
壮絶で、読んでいてつらくなるほどだった。

でも、読み終わったとき、ああ、すごいなあと。
こうやって、自分の人生を、選択を、受け入れているこだまさん。
陳腐な言葉だけど、単純にすごいと思った。
すごい人の半生を覗いてしまった、と。

いっちゃんの「家族最後の日」といい、最近こういう、自伝的エッセイを読むことが増えた。
「機能不全家族」という言葉を知ったからだろう。
親との関係に悩んだり、親の態度が成長に影響してしまった人たちは多いのだと知った。

昔は本なんていつ読むのだ、と思っていたけど、
読みたい本に出会えば、カフェに寄るなり睡眠削るなり、
時間なんていくらでも作るようになるものなんだな。
わたしが、面白そうな本に出会おうとしていなかっただけなのだ。

すっかり夕方になってしまったので、おでんの材料などを買って帰宅。
ゆで卵を作って、今これを書いている。

日記を書こうと思いつつ、全然書かないまま毎日が過ぎていく。
だから今日は書いた。
すこしずつ遡って書こう。
書かずにいた日全部を振り返るのは無理だけど、振り返れる日だけでも。

おでんを仕込んだり夕飯を準備したら、また書こう。
あとは昨日買ったままの漫画を読もうと思う。

明日は部屋の掃除でもしよう。いい加減、誰かを呼びたい。