写真に残すということ

思いもしなかったことが突然起こってしまう。
急に怖くなった。
そして、わたしは今日、最低なことを考えたのだと、気づく。

なんで、いつか、とか、そのうち、とか、
そうじゃなくて、ほんとに、すぐに撮っていればよかった。

「誰かが死んでしまうことを考えて写真を撮ることは悲しい」
と、ももちゃんが、いつかのグループ展で書いていた。

その通りだけど、でも、考えてしまう。
今目の前にいる愛する人が、明日いなくなってしまったら、と思うと
写真を撮っておこうという気になる。
終わりを考えてしまうのは、悲しい。
みんなわからないうちに、終わってしまえばいいのに。
誰も悲しまずにすめばいいのに。

そういうことを、ずっと考えている。

そろそろ、ゾウのページを復活させます。