恋の話

まじめな話をしよう

最近、というかもうずっと、恋に臆病だ。
とりあえず、あの、大好きだったひとに失恋してから
わたしはきっと、ずっと、次の恋を探してきた。

でも、いつものくせ
大好きだったひとと比べてしまう をやってしまう。
正確に言うと、あのひとを大好きだった頃の気持ち と
比べてしまう。

あのときほどこうじゃないから、恋じゃないんだろう とか
もし好きだったら、もっとこうしてる とか

頭で考えて、先に諦めて、
中途半端にお気に入りの、そんなひとがたくさんいる。
なので、結局どこにも向かえない。

がんばろうかなぁ、と思っても
相手の反応がよくないと、すぐに諦める。
その、反応が返ってくるのを待つのが、できない。
それに、耐えられないんだと思う。
なので、考えないようにする。
自分に、言い聞かせる。今はいいや、って。

そのひとに傷つく覚悟ができていないのだ。
あのときみたいに、周りも見ずに、走ることができない。

そんな自分を、すこし、寂しく思う。

傷ついてもいいよー
溶けてもいいよー
わたしに笑って。

そんなひとが、ほしい。

あのひとを思い出すのは
ほんとうに、やさしくて、大好きで、幸せだったから。
実らなかったし、後悔も多いから、苦しくなる。

あのひとは
「なかむらくんのことを好きになる人は絶対いる」とかなんとか
言っていた気がするけど(ちなみに、いないよ、とわたしは答えたはず)
どこにいるんだろうね。

こんなことここにグダグダ書いてる時点でダメなんだろうなぁ、
でもさ、書かせてよ。
春だし。

わたしさ、ちゃんと、逃げないから。
ちゃんと、向き合ってるからさ。

思い出すのはつらいけどさ、「恋ノチカラ」で深津絵里が
「覚えてたくてもいつかは忘れちゃうんだから覚えてるうちは大切にしようよ」って
言ってるのを観てさ、なんか、そっかーって思ったよ。
今はそういう、思い出しちゃう時期だってことにしとこう。
しがみつくつもりはないから。
戻れるとも思わないし。

ただ、あのときみたいな、しあわせな時間を
また、過ごしたいなぁって思うのよ。それだけ。

不安になんて負けないで、
素直になって、弱いとこも見せて
すべてを受け止めてくれるひと
いるといいのになぁ。

いつかは、出会うでしょう。
運命のひと。