東京に戻ってきた。
移動中ずっと寝ていた。
部屋に帰ってからも眠くて、でかけるのをやめようかと思ったが
それのために明日も休みなのに今日戻ってきたのだからと
ぎりぎりにバスで出かける。
ラママにはなちんを観に行った。
終わってからネガを渡して挨拶して、すぐに帰った。
いろんなことを考えて
どんどん落ちてゆく。止まらない。
明日までいればよかったかな。
でもそうしても明後日はきっと今と同じだろう。
もう待てないんだと思う。
しんどくてしょうがない。
声が聞きたかっただけなのだ。
体温を感じたい。
これから会う人にはみんな、手を握ろうと思う。
今日そんなことを忘れてたのにはなちんと握手した。
温かくて、生きてるんだと思った。
*
わたしはその体温を手に入れたいのかもしれない。
せめて写真で、手元に置いておきたいのだ。
みんなわたしを必要としているようでしていない。
口だけだ。
そんなの知ってる。
だってメールはずっと来ない。
わたしの居場所はないのだ。
それでもいいなんて思えるほど、強くないのだ。
不安なんだ、わたしって存在してるの?
東京にさ。