僕は消えてしまいそうだ

東京に戻ってきた。
移動中ずっと寝ていた。
部屋に帰ってからも眠くて、でかけるのをやめようかと思ったが
それのために明日も休みなのに今日戻ってきたのだからと
ぎりぎりにバスで出かける。

ラママにはなちんを観に行った。
終わってからネガを渡して挨拶して、すぐに帰った。

いろんなことを考えて
どんどん落ちてゆく。止まらない。

明日までいればよかったかな。
でもそうしても明後日はきっと今と同じだろう。

もう待てないんだと思う。
しんどくてしょうがない。

声が聞きたかっただけなのだ。
体温を感じたい。
これから会う人にはみんな、手を握ろうと思う。

今日そんなことを忘れてたのにはなちんと握手した。
温かくて、生きてるんだと思った。

わたしはその体温を手に入れたいのかもしれない。
せめて写真で、手元に置いておきたいのだ。

みんなわたしを必要としているようでしていない。
口だけだ。

そんなの知ってる。
だってメールはずっと来ない。
わたしの居場所はないのだ。

それでもいいなんて思えるほど、強くないのだ。
不安なんだ、わたしって存在してるの?
東京にさ。