自分の書いた日記を読んで
なんだか 人ごとみたいに思っている。
あのとき確かに、わたしの心を占めていた感情
それがこの日記たちには書かれているのに
今のわたしの心からは
それがなくなってしまったかのように
わたしはぼーっと、眺めている。
なくなってしまったのではなく
考えないようにしている というほうが正しいかもしれない。
逃げたいのだ。
でも
逃げたくても逃げられないので
わたしはあのひとに会いたい と
うざがられるほど口にしていたほうが
よっぽど楽なのかもしれない。
今になって
いろんなことを思い出していて
そのたびにひとり
切なくなって、会いたくなる。
でも電話なんかかけない。
もう絶対かけない。
まあ、言うのはいくらでも出来るのだけど
なかなか前に進まないこの話。
いっそのこと、どーんと、結果が出たりすればいいのにね
いや、それもやだけど
ずっと終わりがなくて、ずっと続けばいいのに。
幸せなのがね。
けどなんかもう、わたしってば、恋したくないなぁ。
いやぁ、そんなこと言って1ヶ月後には誰かに夢中かもしれないけど。
それがまたかなしいのだ。