真夜中の戯言

やさしーひとになりたいな、

電話が鳴って なつかしい、やさしー声。
ああ、気になってたのよ。
元気そうで、よかった。

わたしのことより、君のこと。
元気にやってるの?

久しぶりに、明日会える。
きっと照れてしまうだろうけど、わたしは周りを気にしないだろうと思う。

きっと姿を見たら、大きな声で名前を呼ぶ。
みんなが、振り向くくらい。

なんだろうな、これ。

すべてに名前なんかなくていいと思う。
確かに存在しているから。