たとえばの話

わたしは自殺することは絶対にないと思って生きてるんだけど。
だって、みんなに会えなくなるじゃない?

でもさ、ひとつだけ、わたしが、死ぬかもなぁって思ったことがある。

失明したとき。

光のない世界で、わたしは生きていける自信がない。
みんなの顔が見えないなんて。
音だけの世界なんて、さびしすぎる。
今いるこの世界を、知っているから、耐えられないだろうな。

そんな日が来るかどうかなんてわからないけど。
来ないとも言いきれないから。

わたし、死ぬなら、わかんないうちに、死にたい。
自分が死んでいくということがわからないでいたい。
わたしが死んだら少なからず悲しむ人がいてくれると思うので、
そういう人が悲しむのはこれまたいやなので、
もういっそ、地球滅亡とか、どうにもできないことで、
みんな消えてしまえればいいのに、なんて思ったりする。

変かな。
こんなこと考えるのが変なのかな。
書くなって話ですか?

べつに落ち込んでいるとかそういうことでは全くないんだけどね。
なんか、思ったから。

みんなが元気で笑っていられる世界が、ずっと続けばいいのに。
強くならなきゃな。