恋とスピッツ

11月と1月、スピッツを観た。

11月12日が横浜Kアリーナ
1月11日が日本武道館

コロナ禍もあったし、横浜が数年ぶりのライブだったんだけど
スピッツは、わたしを一瞬で、
片想いばかりしていた20代の頃に引き戻した。

いやー 蘇る青春の数々。
せつなさにキュッとなった。

スピッツには、恋の思い出がありすぎる。

中学生のとき好きだった男子に、アルバム1枚カセットテープに入れて
渡してみたりとか。

ちょっといいなと思っていたこともある男の子と
一緒にスピッツ観に行ったNHKホールで聴いた「正夢」とか。

「恋のはじまり」は闇の終わりなんだ、と教えてくれて
カラカラだった魂に水かけてくれた(「マーメイド」)あのひとのこととか。
※片想いです

彼氏にフラレた数日後のZepp Tokyoで、もみくちゃになって
気を失って通路に運ばれたとか(その後無事にライブに戻りました)。

「冷たい頬」が1番好きって言ってたあのひととか。

ものすごく好きだった人にはだいたい、思い出のスピッツの曲がある。

それと、わたしはマサムネさんのことを
恋してるときのわたしと同じようなこと考えてる(歌詞が多い)なって思っていて
どういう頭の中をしているのか、見てみたい話してみたいって思ってた。

だから、誰かの思い出がなくても
狂いそうなほど好きな曲とか歌詞もあるし、それを聴くと
あの頃の、届かない気持ちを抱えながら聴いてたわたしを思い出すのだ。

本当にせつなさにキュッとなったし、なんかたまらなかった。
あー、わたし、恋してたな。みたいな。
二度と戻らないこの時を(写真に)焼き付けてたんだろうな、みたいな。

わたしにとってスピッツって、
恋をしていた頃にずっと聴いてた、青春時代ずっとそばにいてくれた存在なんだなって
そんなことを改めて思ったのでした。

スピッツみたいな写真が撮りたかったし、
スピッツを撮りたかったしね。

片想いしてたみんなにはもう二度と会うことないだろうけど、
すきなひとと笑っててくれたらいいなと思う。

どうか元気でいてください。